フランスの銀行口座を開いた話

こちらに来て早々に銀行口座の手続きを行いました。

行った理由は2つあります。

  1. デビットカード=Carte Bleue(CB)を入手するため
  2. 住居の保険を入手するため

1つ目の目的はフランスでの生活を不便なく過ごすためです。CBはどこでも使えるんです。クレジットカードが使えなくてもCBが使えるところがいくつもあります。

例えば、地下鉄の切符。初めてこの地に降りた時に、地下鉄の切符を購入しようとしました。その時に、カードの差込口があったのですが、私のクレジットカードは対応しておらず、どうやらCBしか使えないようでした。...しかもこの券売機、紙幣に対応していないんですよ。その時は空港の売店で水を購入し、お札を硬貨にくずしして対応しました。

紙幣に対応する券売機はかなり少なく、見つけたらラッキーだと思うべきです。

 

このようなことから、CBがなければ硬貨が日常生活に必要不可欠となります。

CBを手に入れるまでは基本的には紙幣、硬貨での支払いを余儀なくされ、日本から両替した時のお金が尽きないかとひやひやしました。

2つ目の目的は、私が居住している寮では居住者に対して住居の保険に加入することを義務としています。本来はこれを8日以内に住居の保険の証明書を提出するべきなのですが、つい先日提出しました...(これには深いわけがあります)

この保険のお金は銀行口座から引き落とされるので銀行で保険の契約も一緒に行ったのです。ただし、ネットからでもできるところもあるので、早急に契約を行いたい場合はそちらのほうがいいかもしれません。

 

 口座を作るために必要な書類は以下の通り

  • 学生証
  • フランスに居住している証明書
  • パスポート

これを用意しました。

フランスの住居の証明書は寮のスタッフさんにお願いして作成していただきました。

 

初めに口座を作るために予約を取らないといけません。そのために銀行に出向くのですが、私の在学している大学はフランス語が話せない学生が多くいるため、そう言う人でも作りやすいと噂のSociété Généraleで口座を作りました。

アポイントを取るのも一苦労なので、研究室のメンバーにお願いをしてアポを取ってもらいました。

 

アポイントを取って、一人で銀行に行きました。スタッフの方は英語で対応していただいたので書類にサインをしていきました。

銀行口座に関するサインは大体終わったので、住所の保険も一緒に手続きをしたいと言うと、メールで書類を送るからそれにサインしてスキャンして送ってと言われたので言われたとおりに次の日にメールで送りました。

 

そこから2週間くらいでCBができるよと言われていたので、2週間後に取りに行こうとするとこのようなメールが送られてきました。

Hello,

 

Your place of birth is not noted on your passport. Thank you to provide me a document where is registered your place of birth (ID, birth certificate, ...)

Best regards

 日本のパスポートには出生地は載っていないんです...

そんなのないよと返信したかったのですが、出生地を証明するのはめんどくさそうなのでどうしようと考えて、あることを思い出しました。

国際免許

 

そうです、国際免許には出生地の記述があるのです。私は北海道生まれなので、国際免許に書いてある出生地の欄を送りました。

 

その後返信は来ず...

ラボのメンバーに電話してもらい確認したところ、手続きは完了とのこと。やっとのことで銀行口座を作成し、住居の保険にも加入することができました。ここまで1ヵ月が経過笑

 

手続きが遅いのは存じ上げていましたが、早目早目を心掛けることが大事だと感じましたね。後、活躍することがないと思っていた国際免許がここに来て大活躍していただきました。ありがとう。

 

このことを鑑みて、出生地はパスポートと同じところにしておくのが無難かもしれません。(申請が通るかは保証はしませんが)

あるいは国際免許をつくっておいてそれを提出するのも手です。

私は神奈川出身なので神奈川の国際免許をつくる手続きのリンクを載せておきます。

https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83008.htm

ただし、公的な証明というわけではないので、これで絶対大丈夫とはいえませんが。

 

紆余曲折はありましたが、無事に口座を作ることができたので良かったです。QOLが上がりました!