イエローストーンのおはなし
この記事も過去のイベントです!悪しからず...(ようやく出すことができました....)
2018年のARLISS終了後,旅行でソルトレークシティからイエローストーンへ2泊3日の旅行に行きました.朝は5時台にRENOのホテルを出発.RENOからソルトレークへ出発.
ソルトレークについてからは,ますはAlamoレンタカーで車を借りました.
初めに向かったのはソルトレークから西に位置するボンネビル(Bonneville).
ボリビアのウユニ塩湖のような湖があります.
おおよそ1時間半ほどで行けます.
本来なら鏡のような水面反射が楽しめるのですが,季節ではなかったので,残念ながら,湖は乾ききっていました.それでも,ブラックロック砂漠のような景色と塩の結晶を触ったりしながらボンネビルを満喫.行くなら初夏がおすすめ.
表題のイエローストンに行くのためにソルトレークから600kmを走行しなければならなりません!ただ,ハイウェイはとても走りやすいので,一度走行してしまえば,あとはエンジンを吹かしながら簡単にハンドルを制御するだけ.
途中Walmartによって夜のBBQの買い出しをしました.
しかし...この日泊まるペンションには門限があり,到着してからはすぐにシャワーを浴びて急いで準備に取り掛かりました.
部屋はこんな感じです.ベッド含めとても全体的にとても清潔感のある建物,部屋でした.キッチンもとてもきれい!
BBQは専用のマシンを使って串も買ってこんなかんじに焼きました.火の通るタイミングはそれぞれ違うので串のどこかいづれかの食材が生焼き状態になってしまいました...それでも味はおいしかったです!
私と当時修士2年の後輩君と二人で運転をして目的地のペンション?に行きました.
本当にこの旅は楽しかった.
私を含め,4人で行ったのですが,スピンオフで日本に帰国してキャンプをするくらい波長の合う4人だったのです.だからこそ,今後,こんな楽しい旅はないんじゃないかというくらい旅を満喫しました!
私はすごく敏感な人間なので,後輩のみんなには感謝の気持ちでいっぱいです...
BBQを楽しんだ一行は早くに就寝.次の日の旅のメインであるイエローストンを満喫するために英気を養うのでした.
次の日は日の出にはイエローストンに到着することを目標に起床.
間欠泉周辺の水は地熱の影響で暖かい(熱い)ので朝方はこのように靄がかかるような情景です.お昼とは違い,幻想的な情景を楽しむことが出来ます.
ひとつひとつの景色は場所によって見せる顔が違い,イエローストンの懐の深さを感じることができました.
背面に見えるのは湖で,イエローストンでは釣りを楽しむこともできます.もちろんトレッキング,サイクリングなども楽しめ,1日では足りないくらい多くの魅力を持っています.手前の水は熱水泉で淡い青色でグラデーションの違いも楽しめます.
帰りの道で事故が起こっていたらしく...
3時間の大渋滞.本当なら夜のうちにソルトレークに到着できる予定で,そのあとはいい感じのBARでお酒を飲む予定だったんですけど,あえなく断念...おかけでいい思い出になったのでいいんですけどね!
今回の旅は旅行会社でパッケージツアーで行くよりも費用を抑えていくことができました.
良い点
- 既存のイエローストン国立公園のツアーの費用より安い
理由としては,基本的には最寄りの空港まで航空機で移動することになり,この往復の費用が大きな差となります.そして,公園内は車での移動がほぼ必須といっていいでしょう(移動の自由度を加味して)それ故に最寄りの飛行場からの移動手段も必要になります.
- 自由な旅行プランを立てられること
航空機の時間などの制約を勘案した上で行きたいところに行きたい時間に行けるところはパッケージにはない魅力です.また,当日のプランの変更も可能なので,これも魅力の一つではないでしょうか.
悪い点
- ソルトレークからの車移動が辛い
ソルトレークからイエローストン国立公園までは ノンストップでも6時間はかかります.運転手の人員とその体力の管理を行わないと大変です.特にアメリカと日本での運転のルールの違いがあるため,気疲れすることもあるかと思いますので気をつけなければなりません.
- 予約など英語を必要とする
最悪,ジェスチャーで英語は必要とはしませんが,円滑に旅行を実行するのであれば,レンタカーの予約や受け渡し,ホテルの予約,チェックイン,アウトで英語でコミュニケーションをとることが出来れば旅のクオリティ数段階上がるはずです.
ザイオン国立公園
ARLISSの後は観光でザイオン国立公園に行きました.
ザイオン国立公園はアメリカの国立公園の中では日本人にとってはグランドキャニオンよりはマイナーな公園ですが,アクセスはそんなに悪いわけではなく,ラスベガスの北東に位置しています.
私は運転手役を担いました.ARLISSでお世話になった車種と同じでDODGEのキャラバンでした.
移動の途中はハイウェイ工事で1車線区間があり,渋滞が発生していましたが,無事に通過して,宿泊施設の近辺になったところでWalmartに寄り,BBQのための食材を購入しました.
そして,本日のお宿に到着.別荘タイプで,築年数もそんなに経過していないので,見た瞬間に予約してよかったと感じるクオリティでした.
ベッドが5つもある部屋で広くて安く泊まることが出来ました!
残念ながらガス欠でBBQコンロを使うことが出来ませんでしたが,室内でBBQもどきパーティを楽しむことが出来ました!
翌日はいよいよザイオン国立公園へ向けて出発.6時15分出発としたところ,30分ほど遅れでの出発.みんなつかれてたからなぁ笑
公園に行くまでの道も圧巻の風景.
敷地内に入るとスポット毎にシャトルバスの停車場があり,今回の目的地はエンジェルスランディング.天使が降り立つ地.絶景が期待できます.
うねうねした道をひたすら上っていきます.
この細い岩肌を登っていくので高所恐怖症の人にはおすすめしません....
頂上の眺望はきれいでした!
この日の気温は25度くらいで登って日差しを浴びると汗がにじみ出てくる程度.
ただし,水は大体1Lくらいもっていったのにもかかわらず往復でほとんど消費してしまうくらいのんでました.
エンジェルスランディングへの道をこのようなとてもきれいな風景がたくさんありました.
ここでしか見れない風景を見ることが出来るのでおススメです.ぜひとも行ってみてください.
他にも川の中を歩くような場所などもありましたが,体力切れで一つしか回れませんでした...
ですがザイオンにいけてよかったと心から満足してます.
ARLISS2019
先週,アメリカから帰国しました.
時差ボケの影響を大いに受けながら日々生活しています.
今年も昨年に引き続き,研究室のARLISSプロジェクトのサポートでアメリカへ.
昨年度から,実は心の状態が不安定で,研究室の活動に自分が貢献できない,どう貢献していいのかわからない状態が続き,せめて自分の強みが発揮できるところで貢献したいと考えて渡航を決意しました.
まだ,本調子ではないけれど,その中で少しでも特に後輩に対して何か力になれることがあればしていきたいなと感じた期間でした.
SFOで乗ったCRJ.ボーディングブリッジに乗らず,乗り込んだのはARLISSにいった中では初めて.小さい飛行に乗るのも楽しい.
今年も車内はビニール袋を使った防塵対策.サーカスサーカスでいつもこの作業を行うのですが,今年は違うホテルに宿泊し,作業を行いました.
これをセットアップするのに4~5時間かかるのです.ただし,効果は絶大で,洗車をするときにはささーっと掃除してしまえばOKなので,レンタカー会社から清掃費用を取られるかもしれないリスクを選ぶよりはこっちのほうがいいと感じます.(先生の思想に似てきた証拠かも笑)
砂漠への道はほんとに道路しかないただの道.
朝方の景色ですが,この景色を見るのも今年で最後.そんな想いを抱きながら,運転しました(これは助手席でナビしてた時に取りました).ほぼドライバーだったので写真を撮る暇がなくて,あんまりいい写真がないのが残念.
ガーラックという町からファーンリーのWalmartへ買い出しに行くときの様子.
ブラックロック砂漠.
今年の砂漠は期間中,ずっと天気が良く,絶好の競技環境となりました.
どれぐらいいいのかというと,パラシュートが開傘されたところから落下するところが
できるくらいです!(わかる人にはわかるはず!)
上空までクリアに視認できます
打ち上げに協力してくださったAeroPackのMattさん.私が学部4年の時の研究室のもう一方のチームの打ち上げを担当してくださったこともある大ベテランの方.
お話してみると,日本に住んでたこともあり,日本食が好きだと言っていました.ぜひとも観光に日本に来ていただいて,観光の案内役を務めたいです.
ある日のご飯の様子
そんなに豪華なものは作れなかったですが,満腹感の得られるメニューを心掛けました.後ろにRedBullが積み上がってるところとたくさんのガロンウォーターがあるのがなんともうちの研究室らしいですよね.笑
競技の結果は研究室の記事をご覧ください!
これは競技中のローバーが走行している様子.リーダーがローバー追跡中で,このローバーは私に由来する名前が付けられているらしいです笑
つくったご飯はそんなにおいしくなかったかもしれませんが,1秒でも長く作業に当たる時間が増えれくれることを願いながらつくってました.おこがましいですが,研究室に対して献身的な態度でありたいと思ってたりします.(最近はうまくいかないもどかしさのほうが強いですが...)
今年チームの中核を担うM1はとにかく高い能力を持ち,それでいて,プロジェクトに対する情熱も兼ね備えているとても素晴らしい人たちで...想いをもった人には人がひきつけれられるわけで,私も惹きつけられた人の一人(去年の私の渡航のモチベーションもこれです).だからこそ全身全霊でサポートをしたつもりです.
私が不器用な性格なので,終始作業に追われていたのですが,充実感,達成感がありました.ARLISS期間中に撮影した学生全員で写した記念写真はこれからも大切にしたいとおもいます.
もう,ブラックロック砂漠には来ることはないと思いますが,私を成長させてくれた思い出深い場所.プレイヤーとして,学生運営として,サポータとしていろんな立場から関わることができて幸せでした.
見出しとは違うけど,能代宇宙イベントも同じく,私を成長させてくれた大切なイベントです.
CanSatと私の関係はこれにて完結.(続きはあるかわかりませんが笑)
ARLISSのはなし
これは過去の記事!(書き溜めていたやつ)
夏の終わり(2018)にアメリカに行ってきました.
毎年,私の研究室はARLISSというプロジェクトでアメリカのネバダ州ブラックロック砂漠へ行くのですが,今年はプレイヤーという立場ではなく,サポーターの立場でいきました.去年研究室に貢献できなかったので,今年は後輩をできるだけサポートしようと思いまして.
この時期は雨が降らない時期なので,このように土が乾いている感じです.
風が強く砂を巻き上げてます.(日中は毎日こんなかんじでした.)
忙しすぎて写した写真が全然なくて...
もちろん私の大好きなMonster Energyも冷蔵庫の中に!
ロケットに搭載したロボット(CanSat)を3000m上空から放出し,各々の大学のチームが設定したミッションを行う競技で,このように,間近でロケットを見るのは迫力が違います!
この時の記憶はスープと料理を作った記憶しかない!笑
(トマトベースのスープとオニオンスープ)
これを水筒に入れて,朝に飲むのがいいのです.砂漠の朝は寒いのであったまりますよ.
サンドイッチの山!これはお昼ご飯を前日の夜に作っておくのです.試験を繰り返すチームの皆さんは動き回るのでおなかがすくのです!
BrunoのApartmentはコンロが4つあって常時,鍋とフライパンをパラレルに運用することが出来ました.ただ,ものすごく部屋内が暑くなりました.
イエローストーンの話もかけるタイミングあれば.
能代を振り返る
今年も能代宇宙イベントの学生運営として秋田県能代市に乗り込みました.
今年も運転手と草刈り担当として,大会が始まる前のセッチングを主にお手伝いしました.
1日目はイベントで使うランチャーやドローン,テント,草刈り機などの運搬をトラックとハイエースで行いました.夜はMTGで参加学生にどのようなものを手伝ってもらうか詳細を詰めました.
2日目は草刈り,テント設営を主に行いました.1日目同様,炎天下の中での作業で顔を真っ赤にしながら作業.参加団体の中には深夜バスなどで能代入りをしているため,寝不足の参加者も多く,休憩を多めに取りながらお手伝いしていただきました.
2時くらいにはほぼフィールドの目途はついたのですが,今年は細かな草も残らずフィールド外に掃き出し,ゴール付近は特にスタックしにくいフィールドを作れたのではないでしょうか.毎年,設営に尽力してくださる○○さん(伏せておきます)はロケットの陸打ち射点の草刈りなどを行い,昼からは体調が悪くなってしまったようでホテルに戻られたため,今年はCanSat運営がほとんど自力でセッティングが出来た年ではないでしょうか.今年度はヘリウムガスの高騰からバルーンの運用をドローンに切り替えた年であったため,運営自身でやっていかなければならない部分は多くありました.
ちなみに...CanSat競技は宇宙工学を志す(サークルも含む)全国の学生が集う大きな大会で,ARLISS(アメリカで行われるCanSatの大会)に出場する団体もいるので,素晴らしい機体が見ることが出来ます.私も開発要員として数年前は作業をおこなっていたのですが,もう開発からは離れ,運営を見守るおじさんとして微力ながらにCanSat競技が安全かつ効率的に進むよう支援してました.
草を刈ってる様子です.ぽつんと作業しているのは私です.台風と奥羽山脈によりフェーン現象が発生し,この日は秋田と言えど暑かったです.一気に肌が小麦色になりました笑
こんな感じで作業に没頭し,ろくに写真も写さなかったのですが...
草刈りの横でCanSat投下のためにドローン運用試験を試験をしている様子です.
帰りの車で秋田に長く住む方からおすすめのお店を教えてもらったのにも関わらず,ネカフェで爆睡してしまい,食べる機会を逃したのはここだけの話.(ごめんなさい・・・・)
能代最後の夏(たぶん)かな.
今年の運営のメンバーとも時には真剣にいつもはふざけながら,運営という一体感をもってCanSat競技の運営をできたと私は思います.勝手に運営に居座って邪魔だったかと思いますが,そんな私を暖かく迎え入れてくれた運営メンバーのみなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです.
また,違う機会で何かお手伝いできることがあればなんでも言ってください!そう思えるメンバー達でした.
ありがとう.
*1:ARLISSは大学の先生が審査を行うため,基準がかなり厳しく設定されています.ロケットで4000m近くまで上昇した機体が落下し,人に危害を与える可能性があるからです
ディフェンス
スポーツ全般では守備という意味ですが,フランスでは博士の公聴会を意味します.
在籍しているラボのPh.D. の学生が博士での成果を発表していました.
英語もフランス語も流暢な中国の学生で本当に優秀だなと感じます.
発表は45分で,質疑応答は審議員の質問が出尽くすまで.
なかなかタフな質問も多かったですが,しっかり受け答えしていました.
私のトピックと関連が深かったので,発表を拝聴できたことはとても有意義でした.
私の研究は空港周辺の着陸機における交通流の管理を扱っておりまして,今回の発表は出発,到着,空港上面を統合的に航空機を管理することに焦点が置かれ,モデル化や問題へのアプローチは参考になりました.
そのあとは,パーティが催され,親しきラボの友人などが参加します.
軽食やシャンパンなども振る舞われ,教授も含め会話を楽しみます.
前回,留学していた際の友人に久しぶりに再会し,近況報告をしたり,会話を楽しみました.
わたしも今年の卒業を目指し,頑張らねば!