留学受け入れ先とのキッカケの話

書き溜めていたお話を載せます。

前回軽くきっかけに関しては書いたような気がしますが... 

 

留学先である研究室はどのように選んだのかという質問は幾度もされました.

 

いろんなきっかけがあると思います.

 

私のきっかけは研究インターンですね.

修士2年生の時にインターン先の研究機関でで懇意にしていただいた研究者の方が,博士課程2年の時に3カ月間研究留学をおこなっていました(建前上はインターンらしいですが).それが私が今在学しているフランスの研究室なのです。

 

実はこのフランスの研究室は私の研究対象と類似していて,手法も私が利用しているものを使っているという偶然が!

ここから紹介を受け,話はふくらんでいき,私の指導教員と受け入れ先のフランスの指導教員との研究室交流をしていこう!とトントン拍子に展開され,交流第一号としてフランスへ行くことになったのです.

ちなみにトビタテのほうが先に申請していたのでトビタテが受かれば行きますと言っていました...(申請が採択されてほんとによかったです....)

私は日本以外の異国で何かするということを強く意識したことはありませんでした。日本でのほほんと暮らせればそれでいいやと。ただ、研究室に所属してから、英語の必要性を強く感じ、なんとかしなければならないという思いが沸々と湧き上がってきました。そこで得たチャンスが今の居場所なのです。ただし、語学を修めるだけでは博士課程の留学としては弱いなと感じていました。

私の先生はいくつか海外の先生とのコネクションを持っているのでそれに頼っていくのもよかったかもしれません。ただし、自分の道に合っている感覚がなかった。つまり、留学する根拠が弱かった。

英語を伸ばすという意味でフランスに行くことはベストな選択であるとは思いません。実際周りで話されるのはフランス語ですから。ただし、外に出るというきっかけを得るということは大事だと思います。そして、今の居場所には日本の研究室では得られない知識をたくさん教えて頂けるので、この点はここでしかできないことだと感じます。

 

今回の経験がどのくらい自分の今後の人生に影響があるのかはわかりませんが、行ったことに得たもの失ったものがあるのは確かです。そして、人との出会いがこのきっかけを生み出したと私は思います。そういう意味でも人との出会いは大切にしなければいけないなと感じます。だから、研究室に引きこもり過ぎるのはよくないですね...

 

最後にまとめると偶然の重なりがきっかけです。

  1. 夏のインターンシップを季節を変えてお願いする(お願いが通ってよかった!)
  2. インターンシップ先の研究機関の研究員の方が海外留学していた(この方に出会い、このお話を聞けてよかった!)
  3. フランス留学先が日本の大学との協定校を探していた(探してくれてよかった!)

というように数珠つなぎのように話が展開されたのです。

インターンシップの話など細かなお話をしたいのですが、話が脱線するのでいつか話せれば...

 

 

このように,転機というものは確かにあるようで,見えざる手が働いているかのように進んでいくのでした.