今年も終わりなので今年を振り返る話

ここ数日ブログへの投稿が出来ず申し訳ありませんでした。

こちらでは今週の月曜日からクリスマス休暇が始まり、寮に下宿する学生たちが一時帰国し、寮がもぬけの殻となっております。

 

私は寮で寂しく粛々と過ごしているのですが、3日間小旅行に行って参りました。

研究室のメンバーと行ったのですが、本当に久しぶりに研究のことを忘れて旅行を満喫しました。

この旅行に関してはまた後日更新したいと思います。

 

ここから本題ですが、唐突ですが今年(4月から12月)を振り返ります。

 

博士後期課程に進学

今年は私自身、博士課程後期に進学し、新たな覚悟を持って、学生生活の次なるステップに進みました。修士とは異なる新たな期待と不安を感じながら4月を迎えたと思います。ただし、この頃、私の中で気持ちの整理がついておらず、指導教員に胸の内を打ち明け、相談していた時期でもあります。

私は大学校を辞め、受験をやり直し、今の大学に入ったのですが、大学校を辞めるまでは正直、成功体験を多く重ねていたため、自分に自信を持っていました。

これを大学の入学までの紆余曲折によって自身は完全に打ち砕かれました。まぁ挫折ですね。この挫折は研究室に所属してからは自信を持てるような成功体験を積み重ねて少しずつではありますが、自分に自信を持てるものが見いだせつつあります。

それでも、私は自分に自信がなく、この気持ちの問題によって思うように自分がやりたことが進まずに苦戦していました。

今でも自分の立ち位置、スタンスなど模索しています。自分の型を見つけて安心したいのですが、その型にはまりすぎてもいけないとは思います。ただ、自分の原点のようなものを持っておきたいのです。

3年間の中で自分のアイデンティティを確立して、自立した人間になるのが目標です。

 

DC2(学振)へ応募 

 上記のように完全に気持ちがした向きな時期に挑戦したDC2への応募。初めは躊躇しました。先生に"書いても受かる気がしないので書く気持ちが湧かない"と。ただ、先生に説得され、書いてはみたのですが、文章が遅々として進まずこれからの自身の研究もモヤっとしていたのもあり、正直かなり辛かったです。それでも、研究室のメンバーにも理解をもらい、この申請書に時間を割く時間を頂いてなんとか書き上げることができました。正直、今年はこのような感じで、申請書と論文、留学準備に忙殺され自分のことしかできなかったと反省です。

このようなことを踏まえて、やはり俯瞰してものごとを見れるような人間になりたいと。相手の話を先回りして話すのが好きな私は俯瞰的に見れる視野の広さ(もちろん物理的にではありません!)を持ちたいです。最近ですが、サッカー選手の遠藤選手に関するドキュメントを見ました。遠藤選手はプレイ中にゲームのプレイヤーのような目線を意識してプレイしているようです。こういう感覚です。研究を俯瞰して進める。研究室を俯瞰してみる。そして足りていいないところを埋める。

 

ちなみにですが、DC2は採用内定を頂くことができました。このことも後にブログで上げることができればと思っています(下書きは書いてます)

 

トビタテ留学JAPAN!留学プログラム採択(7期)

留学を語る上ではこのプログラム採択なしには語れません!!

トビタテは今現在(2017年12月)、9期の募集と8期の選考が進んでいます。私が、今フランスに来て留学生活を送れるのはひとえにこの留学プログラムの採択があったからこそです。

私の中で、留学計画書を書いているときに、不思議と私の研究の展開にはこの留学が必要不可欠だと感じるくらいプログラムの気質とマッチしていました。

例えば、私は今後、航空管制に関する研究者になりたいと思っています。研究者として現在の航空管制システムを発展し、社会に貢献したいという気持ちが高校卒業してからずっと夢見ていたことです。

トビタテはグローバルに社会に役立つ人材が輩出されることを一義としています。

応募する決心は自分の中ではいつの間にか自然にだったので面白いです。申請を書いていたのは2月で岩手の盛岡の学会で出会った北大生と一緒の部屋になり、夜な夜な語り合い、その後この申請書を書き上げたことはいい思い出です。

 

実はこの運命のような展開はこの後(現在進行中)やっぱり運命だと感じざる得ない出会いや出来事を生んでいます。

 

論文誌への採択

 この出来事も私の中ではかなり辛かったです。英語の表現が出てこず、何日かけても進まない論文。

焦り、焦り、焦る。何故こんなにも進まないのか。ただ、最後には何とか仕上がりました。

ただし、私の中では停滞でした。価値があったのかわかりません。停滞し、悔しい思いをしました。悔しいと思うこと。私の中での成長を促す機会です。二の舞を踏んではいけないと心に強く戒めました。反省は今でも続いています。

私は不器用な人間です。器用に見せるのが得意な不器用な人間なのです。本当にすごい人間ではありません。自分を飾ることですごさを見せるのが上手いだけなのです。俗に言う処世術というやつでしょうか。ただし、うわべの実力はすぐにぼろがでます。

人生の本当の闘いはこれからです。これからの闘いのために実力をつけなければなりません。

(論文誌の話から脱線しましたが私の中の一つのきっかけということでとらえていただければ)

 

フランスでの留学生活

 ブログに挙げているとおり、留学生活を満喫しているか言われたらYES。

ただし、諸所に妥協をしているなと感じる場面もあります。

妥協を許すとそこから傷口か化膿するかのように緩みを生みます。

引き締めなければなりません。

...ずっと本質を突き詰めるばかりでも人としての成長に限界があります。

いい塩梅を持って留学生活を満喫できればと思っています。

今のところ、こちらに来ての人間関係には苦労はしていません。ただし、フランス語でのコミュニケーションは取れないので、半分を過ぎた頃から徐々にフランス語でのコミュニケーションにチャレンジが出来ればと。

 

何事にもバランスは大事ですが、自分自身のアイデンティティを確立するには必殺技が欲しいところ。

ただものすごいバランス感覚を持った人というのも強みであることは確か。

 

振り返りを終わります!

最後にボルドーでの一枚

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