博士課程後期の留学

トビタテの申請書が採択された皆さんは修士、あるいは学部生の学生がとても多く、博士課程後期に在籍する学生の申請は少ないです。

そのため、ワークショップなどがあると浮きます。ただ、その時に知り合った学生同士で相談はとても有益であったと感じています。

 

トビタテと博士課程後期における研究留学は相性としては抜群に言いとは言い難いかもしれません。

そして、日本学術振興会も同様の申請プログラムを提示していたりします。私はそこまで専門的な知識を持っているわけではないので間違ったこというかもしれませんが、

 

若手研究者海外挑戦プログラム

申請手続き | 海外特別研究員|日本学術振興会

こちらは海外に初挑戦する人という制約はありますが、採択率を見ると45.0%と倍率としてはそんなに厳しいものではないと感じます。

申請書自体は学振のDCと似ているのではないでしょうか。ただし、申請の時点で留学先が決定し、先方からの証明のようなものをもらい必要があります。支援される額面としても十分だとおもいます。

 

トビタテの未来テクノロジー枠は上記のプログラムと非常に似ているのではないでしょうか。

www.tobitate.mext.go.jp

このテクノロジー枠は分野が限定されるのですが、トビタテで提出必須となっている自由記述書は不要となっています。その代わりとして分野の専門家(指導教員

等)の推薦書が必要となります。ただし、申請時に必ずしも渡航先が確定している必要はありません。

 

この二つに関しては研究者としての実力をある程度見られると思います(業績等)

一方トビタテに関しては業績の側面を問われるというよりも人間力を問われているような感じです。

 

 

少し話は変わりますが、留学は11月から4月までの6か月間ですが、終盤の4月の1か月間は特別研究員として留学を遂行します。

私の場合は少し特殊ケースに当てはまります。

トビタテの計画では半年でしたが、特別研究員DC2に採択されたため、切り替えが必要となりました。

これはトビタテと特別研究員の両方から奨励費を受け取れないという制約があります。(このルールはDC2の制約です)そのため、トビタテのほうの支援金である16万円は打ち切られ、特別研究員の方から支援金を受け取る形になります。

このとき、トビタテの事務局のほうには変更の申請書を提出し、学振のほうには渡航届を申請しなければなりません。ということで、その準備のため、今からもろもろの申請書を用意していたりします。

 

すこし煩雑になっていますが、当初は9月から2月末までの留学計画でしたが、手続きが遅れた関係で4月に入ってしまいました。ただし、ラッキーだったんです。

実は私はトビタテで留学するにあたり、日本の大学を休学しています。この期間を当初10月から休学しようとしたのですが、申請日が遅れた関係で11月からになってしまいました。ここからが重要なお話です。

 

学振のDC2の必要要件は学年が後期2年からとなっており、休学した場合にはDC1で申請しなければならない可能性があります。

私の場合、11月から休学だったので、休学期間は5か月となり、DC2の資格に適合します。仮に10月から休学した場合には休学期間は6ヵ月となり、DC1の資格となってしまうので、申請したものがダメになってしまうのです。...あぶなかった。。

この資格に関して気になる方がいらっしゃったら以下のリンクのDC申請資格チェッカーで確認してみてください。

ツール集 | 特別研究員|日本学術振興会

また、このDC2の申請書を出したのが5月で結果が出るのが10月の中旬でしたが、ここで面接免除での採用か、面接、不採用の3パターンに分かれるわけです。

私はここで、運よくDC2の面接免除での採用となったため留学期間中の帰国は避けれられましたが、もしも面接になった場合には帰国費用を工面しなければならずこれも運よく避けられました。

 

話は長くなりましたが、博士1年時での留学はできるだけ前期のうちにすることをおすすめします。

後期になると私が言った様々なリスクや例外が発生します。これによりかなりヤキモキさせられました。

 

表にまとめるとこのような感じです。

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※面接候補であればこの期間に実施