トビタテ留学JAPAN 面接の話
私はトビタテ7期生として2017年の11月から半年間
フランスのトゥールーズへ留学しています。
この留学が実現できたのは、
- 研究面に関しては私の指導教員に尽力して頂いたこと
- 金銭面の支援に関してはトビタテ留学JAPANの支援プログラムを受けられたこと
これにより実現が出来ています。
申請書の勘所に関しては以前の日記で記した通りなのですが、今回は申請が通ってからの次なる関門(これが最終審査)である面接に関してのお話をしたいと思います。
面接は2つのフェーズに分かれています。
1つ目は個人面接
2つ目は集団面接(グループディスカッション)
この面接において事前に準備しておくことが一つあります。この準備とは自身の留学計画を集団面接の場で説明する必要があります。
グループディスカッションは6名だったのですが、私のグループは最終組の時間帯だったようで、4名でのグループディスカッションでした。
私の場合個人面接においても留学計画を説明したので、この計画を粒度を変えて作りこむのがいいのではないでしょうか。
個人面接は20分近くあったのですが、8分割いて、留学計画を説明した記憶があります。
つまり、できることなら2パターン用意してもいいのではないでしょうか。
スライドをもっと多くしたものを後ろに用意しておく、または話す内容をさらに細かなところまで話すなどしておくと個人的には面接官の感じる印象が変わるかと思います。
質問される内容も留学計画をしっかり話したほうがたくさん質問されるとは思います。(的外れな質問がなくなるとう意味で)
研究留学の色合いが強いので、トビタテにおいて研究留学のような計画書を出した方は役立つかもしれません。
私が受けた質問
(個人面接)
- 実応用の現実的な可能性はどれくらいあるのか?
- 管制官の負担を人工知能がどのように軽減するのか?
- どのくらいで実現できるのか?
- フランスで最先端の研究に取り組む意義
- 日本がこの分野で一番を目指すために必要なことは?
- 日本へ海外の研究者が来るためにどのようなことが必要か?
- トビタテを知ったきっかけは?
他の面接者は英語で話してみて!など言われた人もいたみたいです。
私の面接官はクールで、少々圧迫面接気味でした。
グループディスカッションでの質問は2つされました
- 実応用のためにどのくらい時間がかかるのか
- 自分が実現のためにどのように貢献するのか
具体的な質問をされましたので、具体的に答えました。
皮算用ではなく、計画立っていることを念頭に回答した覚えがあります。
スライドをシェアすると私の個人情報が満載なので、スライドの流れを書いていきたいと思います。
スライドは予備スライドを含め7枚用意しました。
スライドの内容
- タイトル
- 背景
- 問題点(研究の意義)
- 留学計画
- その後の展望
- 未来(夢)
- 予備スライド
この内容について補足していきたいと思います。
1.タイトル
留学計画書に書いたタイトルをそのまま載せました。
2.背景
私がこの研究に興味を持ったきっかけ。私の場合は大学校を辞めて、現在の大学に研究を始めたこと。航空管制の研究機関でのインターンシップを行ったことを中心に書きました。
3.問題点(研究の意義)
どうしてこの研究が必要なのか。特に日本でこの研究が求められているという点を意識しました。私の場合、日本の航空需要、現時点での制御方法を挙げ、必要性を訴えました。
4.留学計画
留学先と期間、なぜこの留学先を選び何を行っていくのかということを説明しました。
5.その後の展望
帰国した後に自分自身の留学が自分だけのためにならず、社会にどのように貢献していくのかを説明しました。具体的には研究機関との共同研究を実施していき、その枠組みの中で実応用を目指していくということを記述していきました。
6.未来(夢)
5は実現性を伴った展望を説明しましたが、6に関しては頭の中で考えている夢物語です。私は航空管制官の思考が人工知能とシンクロして制御を行うという夢物語を描きました。
7.予備スライド
留学を進める上での準備に関して記述していきました。熱意があることをアピールしたっかたので、語学経験と研究の実績、組織での活動経験などを画像を用いてアピール。
このようなスライドを作成し、面接に臨みました。
留学計画に則り作成すれば基本的にはいいスライドが出来上がると思いますが、ここで、留学計画書を提出した時よりもパワーアップした箇所があるならばそれをアピールするのも手かと思います。